リュウキュウカジカガエル

両生網 無尾目 アオガエル科  体長約30mm

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畑の脇で見付けた若い小型個体。

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昼間、山地の河原で見付けた個体。

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真昼での林道で会った個体。本種の場合は瞳孔が上下に縮むので、昼間は目つきが悪く見えるかも。

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夜の林道で見付けた個体。瞳孔が開いていて可愛いく見える。

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こちらも夜の(^^;山地で、クワズイモの上で見つけました。

------------------------------- 2022.11 追記 -------------------------------

宮古島を除く琉球諸島に生息する※奄美大島から沖縄本島・その周辺の島にかけて生息する小型のカジカガエルです。
※2020年に八重山諸島から台湾にかけて生息する個体群は別種とされ、新種「ヤエヤマカジカガエル」として分離されました。
八重山産の方がやや体が大きくて相対的に頭部や四肢が小さい傾向にあり、下あごの黒斑が目立ち、背面にはX状の模様が目立つものが多いとのことです。

------------------------------- 追記 ここまで -------------------------------

渓流にだけ生息する本土の「カジカガエル」に対して、本種の場合は山地だけでなく、平地の林縁や人家周辺などでも普通に見られるので、沖縄のカエルの中ではけっこう目にする機会も多いものと思われます。
2016年に初の沖縄旅行に行った際にも宿の内壁に張り付いているのに遭遇しました。

やや大型で50mm以上になるが全体的に茶褐色のものばかりの本土の「カジカガエル」に比較して、本種の場合は30mm程度と小型ですが体色にはわりと幅があり、明るい黄褐色から暗褐色など、様々な体色があって一見すると別種のようにも見えます。