ヒメアマガエル

両生網 無尾目 ヒメアマガエル科  体長約25mm

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2016年にコンパクトカメラで撮影したもの。

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繁殖行動をとるペア。

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頭が特に小さい、独特の体形です。

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左に見えているのがヒメアマガエルのおたまじゃくし。

奄美諸島から沖縄、南西諸島にかけて分布する、日本最小のカエルです。
アマガエルと付きますが、アマガエル科ではなく、ヒメアマガエル科に属します。(以前の資料では「ジムグリガエル科とされていたが、最近独立した)

沖縄ではわりと普通に見られるとのことでしたが、2016年夏の奥さんとの沖縄旅行では1回目には短時間で逃げられてしまってまともに撮影は出来ず、2度目にはコンパクトカメラしか持っていない状態のため、またしてもまともに撮影できませんでした。
勢い込んで臨んだ(?)2017年には1度も出会わず、2018年の遠征時にやっとじっくり撮影できました。

繁殖期は主に春から夏とのことですが、繁殖行動は概ね通年あるようです。
体に似合わずけたたましい声で「カカカカカ(ちょっと濁点は入る?)」と鳴き、滞在した4月は夜間に盛んに鳴き声が聞こえました。
畑の周囲の水路の枡の中から聞こえる音を頼りに覗き込むと、繁殖行動をとっているペアにも遭遇しました。
1m四方くらいのU字溝の中に潜り込んで撮影しました(^^;
沖縄では、主に平地の林や畑の周囲などで見られるとのことです。

おたまじゃくしは、平べったくて目が離れた他のカエルと違った独特の姿をしているとのことでしたが、水面に浮かぶメスを撮影し、後で確認したらおたまじゃくしも映っていました(^^;。

冬にも繁殖するとはいうものの、2018年4月前半の急な冷え込みに襲われた日以降は同じ場所に行っても全く見られなくなってしまいました。