ハナサキガエル

両生網 無尾目 アカガエル科  体長約60mm

hanasakigaeru_4054929.jpg - 205,518Bytes
どちらかというと少数派の緑の部分が多い個体。体長60mmくらいあった。

hanasakigaeru_4054938.jpg - 150,342Bytes
なんか間違って枯れ草をくわえてしまって「オエー」。

hanasakigaeru_4054947.jpg - 151,704Bytes
緑の面積は少ないが色がが鮮やかな個体。

hanasakigaeru_4054949.jpg - 136,180Bytes
瞳孔が大きく広がっていて「かわいい」感じ。

hanasakigaeru_4054977.jpg - 152,044Bytes

hanasakigaeru_4054982.jpg - 139,017Bytes

沖縄本島北部にのみ分布するアカガエル科に属するスマートな体形のカエルです。
かつては奄美大島から先島初頭諸島まで分布するものをまとめて本種としていましたが、現在では大きさなどが異なるだけでなく、遺伝的にも別種とされています。

沖縄北部の山地ではわりと普通に見ることが出来ると思っていたのですが、やんばるの森や渓流を歩いていても見ることはありませんでした。
夜の林道をゆっくり走る(国頭村の林道は夜間通行禁止のため、村役場に申請して許可を取って(^^;)と、沢の周辺などでは実はけっこう普通に見られるようでした。
本土のアカガエルと同じくらいのイメージでいたのですが、実際に初めて見た本種は想像以上に大きくてずいぶんとスマートなカエルでした。

撮影しようと思うと行動はとても素早く、警戒するとすぐに連続ジャンプで藪の中へ…

体色の変化は大きいようで、全体的に主流は暗褐色の個体が多いですが、まだら模様のある背面に緑色が入るものや、背面全体から脚にかけて緑色が入るものなど、変異が大きいようです。
個人的には緑が入ったものに出会うとうれしい♪

本種も12月から3月の冬にも繁殖するとはいうものの、2018年4月前半の急な冷え込みに襲われた日以降は全く見られなくなってしまいました。