タマヤスデの一種

大顎亜門 倍脚(ヤスデ)網 タマヤスデ目 タマヤスデ科 約7mm

タマヤスデ
歩いている姿はどう見てもダンゴムシ。

タマヤスデ
体の末端(左側)は単純な構造です。触角も違う…。

タマヤスデ

タマヤスデ
綺麗にまん丸くなり、頭部まで尾節で隠して完璧な守りの態勢です。

 

「ヤスデ」は姿形から「ムカデ」の親戚のように思われがちですが、類縁的にはまったく別の生き物です。
大きな違いは、ヤスデは「倍脚(ヤスデ)網」に属し、「一体節当たり二対(4本)」の脚を持っているところです。(対して「ムカデ」は「唇脚(ムカデ)網」で、脚は「一体節当たり一対(2本)」です。)

写真は「タマヤスデ」の仲間ですがどう見ても「ダンゴムシ」のように見えますね。
ダンゴムシは甲殻綱ワラジムシ目に属していて、エビやカニの親戚で、類縁的にはやはりかけ離れています。
実際に屋外でタマヤスデを見ても、ほとんどの人は「ああ、ダンゴムシ」としか感じないと思いますし、危険を感じるとボール状に丸くなるところまでそっくりです。
ただ、頭部を隠さないダンゴムシに対し、タマヤスデは尾節で頭部まで隠しているため、守りの態勢としては一歩進んでいます。(完全にほおっかむりしてしまっているともいえます)

ひと目で見てわかる違いは、体節の後端部で、単純に一節で終わっていたら「タマヤスデ」、複雑に分かれていたら「ダンゴムシ」です。

I田先生のイラストでダンゴムシとの比較です。
ダンゴムシとの比較