マルシタラガイ
軟体動物門 腹足網 柄眼目 シタラ科 殻径約4mm 殻高約3mm

殻は半透明で薄く、丸みが強くて螺塔の高い独特の形状です。

尾端に尖った突起があり、頭部はほんのりピンクの色が透けて見える。



これは自宅の枯れ木上で見たものだが、近縁な別種かも?
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「マルシタラガイ」はやや高めの円錐形の殻をもっており、樹上性のカタツムリとしてはかなり小型の部類です。 「カタツムリハンドブック」によると、「ベッコウマイマイ科」と類縁的に近く、近年になって「シタラ科」に分離されたとのことです。 ベッコウマイマイのように殻に対して軟体部が大きめで、腹足の後端部に尻尾のように突起があるのが特徴的です。
特定の樹種への依存があるのかどうかは良く判りませんが、これまでは主に山地の「アオキ」の葉の上で見付けることがほとんどです。 本種は寿命が1年以内で、成体は産卵後に全て死に絶えてしまうようです。 秋霖の頃に小さな個体を見かけるのがその年に生まれた個体らしく、越冬して翌年の梅雨時に産卵して一生を終えるようで、真夏には全く見掛けません。 また、自宅裏山でも枯死木の上でよく似たものを見付けましたが、同種かどうかは良く判りませんでした。 |