ベッコウマイマイ

軟体動物門 腹足網 柄眼目 ベッコウマイマイ科 殻径約15mm

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まだら模様のある明るい黄褐色の外套膜で殻を覆い、革のような独特の質感が特徴的。尾端も上がっている。

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雨上がりのやんばるで、小型の個体が多数いるのを見付けました。

沖縄本島と久米島に生息するベッコウマイマイの仲間です。

ベッコウの名の通り、明るい透明感のある黄褐色の外観ですが、まだら模様のある明るい色は「外套膜」と呼ばれる身の一部で、それが殻をほとんど覆っている状態です。
これ以外にも、尾端がちょこんと上に向かって突き出しているところや、体部背面の独特の模様など、他のカタツムリとは一線を画した不思議な姿をしています。

小型の個体でも、明るい透明感のある外套膜で覆われた姿と上に突き出した尾端のお陰で他種との見分けは容易です。

やんばるの森ではわりと普通に見ることができるそうですが、ishida式の沖縄遠征では意外に出会う機会が少なかったりします。