ヤンバルトゲオトンボ 

トンボ目 ヤマイトトンボ科  体長48mm前後

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オスの腹部末端はまるでヤットコのような形です。

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胸部と頭部のアップ。

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アオイトトンボ科のように翅を開いて止まります。

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顔面も口の周りだけ赤い。

あまり馴染みのないヤマイトトンボ科に属する、やや大型のイトトンボです。
沖縄特産種のトンボであり、従来沖縄本島全域に生息する「オキナワトゲオトンボ」とされていたうちの、北部に棲む翅の先端の斑紋のないものが「ヤンバルトゲオトンボ」として独立した主として分類されたものです。
両種は大宜味村の源河川が分布の境界となって棲み分けているとのことです。

一見すると地味なトンボに見えますが、茶褐色にゴールドをあしらった体色に赤い脚など、以外にも渋い美しさがあります。
また、翅を閉じて止まる一般的なイトトンボと違って、本種はアオイトトンボ科のように翅を開いて止まるのが普通のようです。

名前の通り沖縄北部のやんばるのみに生息する種ですが、簡単に見られるだろうと高をくくっていたものの、なかなか出会いはありませんでした。
沖縄遠征4回目の2019年になって初めての出会いが果たせました。(元々の「オキナワトゲオトンボ」にはまだ出会ってないけど…)
あ、そういえばメスも見てない…