リュウキュウハグロトンボ
トンボ目 カワトンボ科 体長60mm前後
翅の付け根の翅脈が青藍色に輝く成熟したオス。
翅脈が青く見えるのは翅の付け根から半分ほどの範囲。
翅をパタパタすると青い輝きがフラッシュします。
翅の前縁先端寄りに「偽縁紋」があるメス。
腹部を反らしてメスにアピール!この時メスが翅を広げるのは受け入れのサイン?
交尾に成功!
このオスは、体色はブルーメタリックだが、翅脈に青みが出ていないのは未成熟なのか?(縄張りオスには攻撃されなかった)
複眼に輝きがなく、体色や翅脈にも青みが出ていない、明らかに未成熟なオス。
沖縄に行ったら真っ先に出会いたいトンボの中の一つでしたが、2016年夏の第一回沖縄遠征の際には、何回か出会えたものの満足いくような写真が撮影できませんでした。 本種は台湾に生息する「タイワンハグロトンボ」の琉球列島亜種とのことで、奄美大島から沖縄本島にかけて分布します。 種名には「ハグロトンボ」とついていますが、いわゆる本土の「ハグロトンボ」はアオハダトンボ属から分離されてハグロトンボ属とされており、どちらにしても本種が属するタイワンハグロトンボ属とは異なります。 本種のオスは流れの緩やかな渓流の日当たりが良い場所に縄張りを持って、侵入する他のオスを追い払いながらメスの飛来を待ちます。 オスの身を呈した(?)アピールを受け入れたメスが近くの葉上などに静止すると、更にオスはメスの前で腹を反らしながらホバリングする行動を見せて近付きます。 |