マサキルリモントンボ

トンボ目 均翅亜目 モノサシトンボ科 

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背中の紋は青いが、全体の色が薄くて未熟な子だと思ったオス。

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こちらはメスですが、胸部背面の紋がオスのような模様の同色型のようです。

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未成熟なメス。こちらは背面の紋の形が違う。

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本種は国内では南西諸島に3種が生息する「ルリモントンボ属」の八重山産亜種で、西表島と石垣島に生息します。
沖縄本島及びその周辺の島に生息する「リュウキュウルリモントンボ」は名前通りに複眼から胸部、腹部にかけて鮮やかな青色が現れますが、本種の場合は青みが薄く、「ルリモントンボ」の名前とは裏腹に瑠璃色というイメージはほぼありません。
最初にオスを見たときには「まだまだ未成熟な子だな」と思ってしまいました。

図鑑やネットなどの解説では大きな河川や渓流よりも主に山地の細い流れの周囲で見られるとありますが、ishidaの経験ではこれまで複数個体がまとまって見られたことはなくて、意外に出会えるチャンスが少ない気がします。