クロイワカワトンボ
トンボ目 カワトンボ科 体長55mm前後
明るい青緑色の体色がさわやかな印象のオス。翅先端の黒紋は面積は小さく、青白色の偽縁紋が目立つ。
成熟オスは体に白粉を吹くが、体節の境目が主体で、全体に白くなることはないようです。
メスは体色に青みが少なく、翅全体がやや暗褐色で先端の黒紋の面積が広い。
八重山諸島の石垣島と西表島特産のカワトンボの仲間です。 オスの体は青緑色で、成熟すると白粉を纏うのは一般的なカワトンボ類と同じですが、粉を吹くのは胸部体節の溝が中心でその程度は控えめです。 2019年の石垣島遠征では、平地に近い川などでは見られず、山地の渓流だけで見られました。
山地の渓流とその周辺の森にだけ生息し、平地や開けた場所にはあまり姿を現さないようです。
(なんとなく、粉を吹いた体を軽くふき取った後のように感じます)
オスは透明な翅の先端に黒い紋があり、その中の白い偽縁紋が目立ちます。
メスの場合はやや暗色がかった翅の先端に黒い紋があるのは同じですが、紋の部分の面積はオスより広めです。