ヒメクロサナエ 

トンボ目 サナエトンボ科  体長45mm前後

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オスは全体にスリムで腹端の付属器も小さい。

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メスの腹部はやや太目なうえに中央と側面の黄斑が目立つ。

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本州〜九州の河川上流域や高層湿原中の流れなどに生息する小型のサナエトンボ類で、主に初夏の頃に発生しますが、生息地での個体数は少ない印象です。
もともとどのサナエトンボも群生することはなく生息地での個体密度も低いですが、写真のオスも縄張りを張っていると思うのに執着心が薄いのか、撮影アングルを変えようとしたら意外にあっさり飛び去ってしまい、二度と戻ってきてくれませんでした(^^;

オスは特に腹部がほとんど黒くて細く、体形的にはまるでカワトンボのようにさえ感じますが、メスは太目なうえに黄斑が目立って全く違う印象です。

「クロサナエ」の小型版のような名前ですが、「クロサナエ」自体は本種とは類縁的にはそれほど近くはなく、属も異なります。