ハラビロトンボ 

トンボ目 トンボ科  体長40mm前後

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「なんだか寸詰まりなオオシオカラトンボ」みたいな印象。

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鼻先は青藍色の輝きがあります。

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メスだと思ったら、未熟なオスでした。

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これは粉を吹く前にまず黒くなった状態ってこと?

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メスは腹部の先端まで幅広。

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やや寸詰まりで、腹部の幅が広いことからの命名です。

成熟したオスは黒ずんだ体色になり、腹部は「オオシオカラトンボ」のような青白い粉を吹いてきますが、これまでは未熟な個体や明るい黄褐色のメスしか見たことがありませんでしたが、桶ヶ谷沼では多数の発生が見られました。
ほとんど真っ黒な個体も見掛けることがあり、完全に成熟する前に黒化するのが先で、そのあとに粉を吹くということなんでしょうか?

発生する環境的にはベッコウトンボとも競合しますが、桶ヶ谷沼ではベッコウトンボにやや遅れて発生のピークを迎えます。
ただし、水場では同時期に見られるやや大型のショウジョウトンボのほうが幅を利かせているようで、周辺に追いやられるようにして縄張り行動をとっている印象でした。