チョウトンボ 

トンボ目 トンボ科  体長35mm前後

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オスの翅は青紫のメタリックな輝きがあります。

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斑紋には個体差がありますが、オスの後翅は先端まで黒い。

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メスの後翅は先端は明瞭に透明部がある。

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メスの翅は金色がかった輝きに見えます。

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メス(左)とオス(右)

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独特の耐風姿勢(?)

翅の面積が非常に広く、蝶のようにひらひら羽ばたいて飛ぶところから「蝶」トンボと名付けられています。

浅くて抽水植物の多い池でよく見られ、普段は周囲の林の高いところをひらひらと飛んでいるのをよく見かけます。
環境の変化には敏感なようで、自宅近くのため池で以前は多く見られましたが、改修工事が行われて激減してしまいました。

なかなか止まってくれないため、トンボ科の中では特に撮影に苦労する種類のトンボです。
翅の面積が広くて翼面荷重が少ないため、あまり労力を使わずに滞空できるだけでなく、微妙な翼面形状の調整で高い揚力を稼ぐことができます。
逆に、風が強い時などは風の影響を受けやすく、止まる際にも吹き飛ばされないように独特の耐風姿勢をとるようです。

翅の模様や色合いにはかなり個体差がありますが、オスの後翅はほとんど先端まで黒くて部分的に透明斑がある程度なのに対し、メスは先端に明瞭な透明部があり、翅色もオスの青紫色のメタリックに対してメスは金色がかったメタリックな輝きがあります。