ベニトンボ 

トンボ目　トンボ科 　体長４０mm前後

紅色がとても鮮やかです。

翅脈まで紅〜橙色なのが目立ちます。

左前翅が破損したメス。腹部の黒条が目立つ。

主に四国の太平洋沿岸、九州南部、南西諸島などに分布するトンボで、特にオスの体色は名前の通り鮮やかな｢紅色｣をしているのが特徴です。 本土でも見られる｢ショウジョウトンボ｣と比べても体色は鮮やかで、翅脈まで赤いのが特徴的に感じます。 写真を撮った沖縄にも「ショウジョウトンボ」と亜種の関係にある「タイリクショウジョウトンボ」が見られますが、本種のほうが若干小型なだけでなく色合いの違いから、飛んでいてもすぐに見分けが付きます。 逆にオスと違ってメスには腹部や胸部に黒条があるため、ショウジョウトンボのメスとはあまり似ていません。 元々は南方起源で、近年になって分布が北上してきているそうです。