アジアイトトンボ

トンボ目 均翅亜目 イトトンボ科 

ajiaitotonbo_P8308592.jpg - 79,135Bytes
オスは「アオモンイトトンボ」とそっくり。

ajiaitotonbo_P1190529.jpg - 76,891Bytes
腹端は切断状で付属器は突出しない。

ajiaitotonbo_1278.jpg - 71,959Bytes

ajiaitotonbo_04427.jpg - 80,497Bytes

ajiaitotonbo_1257.jpg - 83,185Bytes

ajiaitotonbo_P4123765.jpg - 51,059Bytes
未成熟なメスと思われるもの。知らなければ「アオモンイトトンボ」のメスと区別できません。

ajiaitotonbo_1258.jpg - 112,867Bytes
オスの比較写真。上が「アジアイトトンボ」、下が「アオモンイトトンボ」です。

「アジアイトトンボ」はほぼ日本本土全体(北海道の一部から本州・四国・九州)にかけて広く分布する広域種です。
大きさや一見した色合いが「アオモンイトトンボ」にそっくりで、ishidaの場合は屋外での見分けはなかなか難しい印象です。
「アオモンイトトンボ」と比較して
・胸部の幅が狭い
・オスの腹部第2節が細い(「アオモン」は樽状にやや太い)
・オスの腹端部第8と10節は下面のみ・第9節は全体が青い(「アオモン」は第8節全体と9節の下面のみが青い)
・オスの腹端は切断状(「アオモン」は10節が細くて下付属器が突出)
・メスにオスのような体色の同色型は出現しない(「アオモン」は同色型のメスが出現)
といった違いがありますが、あくまでも比較しないと見分けるのはなかなか困難です。

ただ、どのように棲み分けているかはよく判りませんが、本種は里山の湿地を特に好むようですが、「アオモン」の方はちょっとした湿地さえあれば海岸でさえ見られるくらい適応性があると思うのに、同じ場所で両種が混棲しているのは見たことがない気がします。