ヤマトセンブリ(?)

脈翅目 センブリ科 体長15mm 
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「クロセンブリ」によく似た姿ですが、体色は濃い茶褐色です。

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姿も生態もよく似た「ネグロセンブリ」は翅の付け根が黒いとのこと。

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春の早い時期に湿地で見られるヘビトンボなどと近縁な「センブリ科」の昆虫で、主に渓流に生息する「クロセンブリ」に対して、本種や「ネグロセンブリ」は谷沿いの谷地や休耕田、溜池などに生息します。
近縁な「ネグロセンブリ」は翅の付け根がより黒いとのことから本種と同定しましたが、どちらかというと本種の方が生息地が限られているとのことです。
ただし、実際には
両種を比較できていないため同定には自信がなく、場所によっては同所的に見られるとのことなので、混同している可能性も否定できません(^^;

本種が見られた里山の休耕田を利用したビオトープでは春先に見掛けたことがありましたが、越冬した幼虫か蛹が早春のうちに羽化するようです。
どちらかというと不活発な生き物だと思っていましたが、ちょうど発生時期に当たった2024年3月末〜4月初旬には多数の個体を見ることができ、繁殖のパートナーを探すためか活発に飛び回っていました。
外見からは雌雄の判別は難しいのですが、大きさを比較してやや大きめに見える個体がメスのようです。