ツノトンボ 

脈翅目(アミメカゲロウ目) ツノトンボ科  約35mm

tsunotonbo_9618.jpg - 156,414Bytes

tsunotonbo_9605.jpg - 145,115Bytes

tsunotonbo_9597.jpg - 184,274Bytes

tsunotonbo_9771.jpg - 128,690Bytes

ツノトンボは複眼が大きく、ウスバカゲロウよりトンボっぽい体型です。
子供の頃は自宅周辺の灯火などに飛んできたことがありますが、最近は見たことがありません。

飛び方はウスバカゲロウなどと同様に「ひらひら」という感じで、トンボと違って体は縦に近い角度ですので見間違うことは無いと思いますが…
珍妙な姿なので、「新種の昆虫か?」とか「ヒゲの長いトンボを発見!」という問い合わせが多いとか。

上の写真で腹端にヤットコ状の突起があるほうがオス、無い方(腹部が膨らんでいる)がメスです。

TSUNOTONBO_K_9618.JPG - 83,128BYTES

よくよく見ると、トンボに似ているような、似ていないような…微妙。

ちなみに、ツノトンボの仲間は国内で4種しかいないようですが、複眼が上下にくびれているのが「ツノトンボ」の特徴だそうです。
(よく似た「オオツノトンボ」などは複眼のくびれが無い)
幼虫はアリジゴクに似ていますが巣は作らずに地表や植物上を歩き回って獲物を捕食します。
そういった習性から、周囲の地表も含めた自然環境が保たれていないと生息は難しいのかもしれません。