クサカゲロウ 

脈翅目(アミメカゲロウ目) クサカゲロウ科  約12mm

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こちらは「ヨツボシクサカゲロウ」のようです。

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玄関先の卵から生まれた幼虫たち。

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庭でよく見る背中にゴミ(食べカス)を背負った幼虫。

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クサカゲロウの仲間は実際にはよく似た種が多く、はっきり同定できません。
こちらは便宜上「クサカゲロウ」としました。

ウスバカゲロウの幼虫は「アリジゴク」として有名ですが、クサカゲロウの幼虫も見た目はなんとなく似ていて、こちらは植物の上を這いまわってアブラムシなどを捕食します。

卵は長い柄が付いた状態のため、まるで植物か地衣類のように見えるため、俗に「ウドンゲ(優曇華)」と呼ばれて、家の天井などに現れると吉兆といわれます。(とはいっても、卵にとってはあまりいい環境とは言えませんね)
孵化した幼虫はしばらく柄の先にとどまった後に分散していきますが、このような形態は幼虫同士の共食いを防止するためのものといわれています。
幼虫の背面には剛毛が生えていて、そこに捕食したアブラムシやハゴロモ類の残骸などを背負って身を隠しています。(糸状のものでゴミをまとめているように見えます)

成虫は爽やかな緑色の美しい体色で、ずっと「草カゲロウ」だと思っていましたが、実は「臭カゲロウ」だそうで…独特の臭いがあるそうですが体験したことはありません(^^;。
成虫もアブラムシを捕食し、植物の葉の裏側によくとまっています。