クロスジヘビトンボ(ヤマトクロスジヘビトンボ) 

脈翅目 ヘビトンボ科  約45mm

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このような姿勢で木などにとまると目立ちにくい。

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頭の先から翅端まで60mmほどある。「ヘビトンボ」よりややスリムで小型の印象。

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頭に丸みがあり、目が大きくて何となく可愛さも感じます。

「ヘビトンボ」と並んで野山で出会う昆虫の中でもとりわけ大型で異形の昆虫のうちのひとつですが、印象としては本種の方がややスリムで小型です。
また、「ヘビトンボ」が明るくて目立つ色合いなのに対し、本種は黒っぽくて地味な体色です。
ヘビトンボの幼虫が渓流に棲むのに対し、本種の幼虫はどちらかというと落ち葉や泥底の多い沢などに棲むとのことです。

また、いわゆる「クロスジヘビトンボ」には「ヤマトクロスジヘビトンボ」と「タイリククロスジヘビトンボ」の2種があり、本州・四国・九州にはどちらも分布しています。
前翅の翅脈に差があり、特徴からするとこの個体は「ヤマト」の方のようです。