キマダラシマトビケラ 

トビケラ目 フトヒゲトビケラ科  約15mm(翅端まで)

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トビケラとしては珍しく、昼間活発に活動します。

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体色にやや濃淡があるのは性差? 

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背後からメス(無紋)の翅の下の潜り込むオス(有紋) 

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メスが交尾を受け入れる体制になると、腹部を曲げて交尾の態勢に入る。

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こちらは有紋同士の交尾ペア。

初夏に山地の渓流などで発生するトビケラとしては例外的な(失礼)美麗種です。

トビケラというと、地味な色合いでもっと小型の種が一般的で、どちらかというと不活発なイメージが強いものです。
このトビケラの場合、色合いも明るくて昼間に活発に飛び回るため、初めは昼行性の「ガ」の一種かと思いました。

また、この種の場合は毛むくじゃらな者が多いトビケラのなかでも毛が少ないことも他と違う点でしょうか?

黄色い部分がほとんどない個体もいるようで、たまたま交尾の態勢に入るペアを見て「あれ、これまで見たことのある模様の無いトビケラも同種なの?」とびっくりしました。
オスはメスの翅の下に潜りこむようにして背面にしがみつき、腹部を曲げてメスの腹端にもっていくようにして交尾に入るようです。