キアシガガンボモドキ 

シリアゲムシ目 ガガンボモドキ科  約18mm

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必ず写真のような姿勢でぶら下がってとまります。

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羽化して間もないためか、普通より白っぽい個体。

ガガンボモドキの仲間は、まるでガガンボのように細長い体と長い肢を持っていますが、「シリアゲムシ」に近い昆虫です。

キアシガガンボモドキは、愛知県では標高1000m前後の山地で見られ、クマザサの生えたやや湿った環境によく見られるようです。
クマザサなどの裏面に前二対の肢を使ってぶら下がるようにしてとまるので、この姿もある種のガガンボのようです。

姿はガガンボのようですが、顔を見ると馬面で後に伸びた触角がタテガミの様に見えてちょっと精悍(?)な感じです。
まるでハイヒールを履いているかのように見える肢のトゲも特徴的です。
また、シリアゲムシ目の中でもガガンボモドキの仲間だけは「オスの尾端のペンチ」を持っていないようです。