アシマダラヒメカゲロウ 

脈翅目(アミメカゲロウ目) ヒメカゲロウ科  約10mm

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1月に自宅の室内で見付けたもの。

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4月に山地で見付けたものは越冬個体ですね。

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本種の幼虫かどうかは不明ですが、ヒメカゲロウの仲間の幼虫。

ヒメカゲロウの仲間は「ヒメ」の名が付くとおり、小型のアミメカゲロウの仲間です。
多くはやや幅広の翅を屋根型に(というより2枚貝のように?)畳んでとまります。

写真は、翅の斑紋の様子と脚部に名前の通り濃い斑紋があることから同定しました。
自宅周辺でもしばしば見られますが、成虫で越冬するため家の中に入り込んできたものに出会うことも多くあります。

ヒメカゲロウの仲間は小型なうえに資料が少なく、同定が非常に困難な仲間ばかりですが、本種の場合は上記の特徴で見分けやすいと思うのですが、そもそも図鑑などでも取り上げられることが少ないマイナーな分類群ですね。。

これらの仲間はクサカゲロウと近縁なので、幼虫もクサカゲロウ同様に植物上を歩き回ってアブラムシなどを捕食します
寸詰まりな体形でゴミを背負っているものの多いクサカゲロウの幼虫に対し、ヒメカゲロウの仲間の幼虫は細長い体形をしています。