ウスバカミキリ

甲虫目　カミキリムシ科 　５０mm前後

初めて見た印象は(触角は全然違うけど)「細長いノコギリカミキリ」的なイメージ。

触角の第二節がとても長く、やけにごわごわした感じの触角です。

一見すると滑らかな体表面ですが、実は細かな凹凸が多い。

日本全国から大陸まで広く分布する大型のカミキリです。 この個体は夜間の自宅の窓に飛んできたところを撮影しましたが、主に夜行性のようです。 鋭い大顎が前向きに突き出しており、前胸部をつかむと頭部を大きく反らして噛み付こうとします。(これでやられたらけっこう痛そう(^^;) 一見した印象は触角の形ははまるで違いますが「細長いノコギリカミキリみたいだな」というイメージで、頭部が何となく平たくつぶれた独特の顔付きです。 実際、ノコギリカミキリ亜科に属しているため類縁的には近いようです。 あまりえり好みをせずに多くの樹種をホストにし、意外にも移動性も高いようなので、主としてはかなり成功した種としては「勝ち組」に属しているということでしょうか。