ウバタマムシ

甲虫目 タマムシ科  約40mm

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あまり見かけないタイプの体色の個体。

本家の「タマムシ」と並んでタマムシ類の中では最大級のサイズですが、派手な色合いの本家に比べると、正反対の地味さが対照的です。
子供の頃は「タマムシのメス」だと言っていた記憶があります。
ウバタマムシの「ウバ」とは「姥」のことで、美麗な本家に対し、容色が衰えたお婆さんという意味でつけられています。
よく見ると、確かに顔もシワシワ…(本人にはちょっと失礼ですが(^^;)

サクラやエノキをホストとする本家に対し、こちらのウバタマムシはマツをホストとしています。
自分が子供の頃、周辺には松林が多く有ったので、ウバタマムシの方が普通に見かけたものですが、最近では森林の植生遷移と開発によって松林も少なくなってしまい、ウバタマムシもあまり見掛けなくなってきました。
(それでも「タマムシ」も「ウバタマムシ」も、毎年自宅のベランダには飛び込んできますが。)

黒ずんだ個体が一般的だった記憶ですが、意外にも紫がかった体色に黄色っぽい薇毛の個体も見かけました。