シロスジメダカハンミョウ 

甲虫目 ハンミョウ科  体長9mm前後

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前胸部と頭部は黒く見えますが、青藍色のメタリックな輝きがあります。

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小型ながら、やはりハンミョウらしく大きくて鋭い大顎。

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上唇の前後長が長いため、大顎は普段はよく見えません。

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影を見ると、本種の名前の由来の「目高」具合がよく判る?

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それにしても複眼が大きい。

屋久島以南に分布する、名前の通りに複眼が突出した特異な体形をした小型のハンミョウです。

屋久島に生息する「ヤクシロスジメダカハンミョウ」や八重山諸島に生息する「イリオモテシロスジメダカハンミョウ」(長い名前…)は、本種の亜種とのこと。

一般的な大・中型のハンミョウに比べると、体長10mmに満たない小型のハンミョウというだけでなく、森林の植物上で活動するため、一見すると小型のハエがいるだけのようにしか見えません。
自分はハンミョウ特有の「ぱっと飛んですっと止まる」感じの特有の動きに慣れている(つもり(^^;)ため、足元から飛び立った本種がハンミョウだと気付きました。
いったん飛んでしまうと暫くは用心深くて近付くのに苦労しましたが、以降はこちらが大きな動きさえしなければ、わりとフレンドリーに撮影に付き合ってくれて一安心。

2016年から続く沖縄遠征ですが、それまでは本種の生息域や発生時期と合わなかったのか出会えず、2019年5月の遠征で初めて出会うことが出来ました。