シロオビアカアシナガゾウムシ 

甲虫目 ゾウムシ科  体長7mm前後

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これは小枝に化ける擬態のポーズ? 

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ノリウツギの新芽に産卵後、茎をかじってしおれさせるので嫌われます。 

いわゆる「アシナガゾウムシ」の仲間ですが、体色が赤くて背部に白い帯があることからこのようなややこしい和名が付いています。
体形は他のアシナガゾウムシに比べて細長い印象ですが、前の二脚を揃えて「ピーン」とエビ反るような姿勢は彼ら共通の警戒行動ですね。(反らずに抱え込む姿勢をとる種のほうが多いかしら?)

初夏の頃にアジサイやノリウツギの先端がしおれていたら、犯人はこのゾウムシの可能性が高いと思われます。(他にも新芽をしおれさせる昆虫は多くいますが)

段戸山山麓の「きららの森」を歩いていたところ、林道沿いのノリウツギの新芽がたくさんしおれているのを見かけたので、1本を手繰り寄せてみたところ、やっぱり犯人はこのゾウムシでした。
といっても彼らに悪意があるわけではなく、産卵した茎が他の生き物に食べられないように守るための行動のようです。