リンゴヒゲナガゾウムシ
甲虫目 ゾウムシ科 体長6mm前後
初夏の山地などで見られる、メタリックグリーンの鱗粉をまとったゾウムシです。(実際の体色は黒いようで、鱗粉の剥げたところは黒く見えます)
ヒゲナガゾウムシの仲間は分布や地域による分化が著しく、見分けの難しいものの一つです。写真は5月にクリの木に多く見られたものですが、図鑑などで調べた特徴から、一応「リンゴヒゲナガゾウムシ」としました。小型のゾウムシの仲間の例に漏れず、このゾウムシも危険を感じるとすぐに地面に落ちてしまうため、カメラマン泣かせです。
「バカの壁」で有名な解剖学者の養老猛さんは非常に昆虫が好きな方だそうで、この「ヒゲナガゾウムシ」を(趣味で)専門に調べているとのことです。