オトシブミ 

甲虫目 オトシブミ科  約10mm

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オトシブミの仲間の代表種で、そのものずばり「オトシブミ」です。
とはいえ、東三河では分布が限られているのか、見つけたことがありません。
写真は、愛知県最高峰の茶臼山で見つけた個体です。
(この個体は頚部と触角が長いので「オス」ですね。)
見つけたのは10月でしたが、オトシブミの仲間は成虫で越冬するため春から秋にかけてずっと見られるようです。

頭部、前胸部、肢が黒くて、前翅が赤褐色の物が最も一般的のようですが、前胸部まで赤褐色のものや、逆に前翅が黒いものもいるとのことです。

-----------------------2009年8月写真追加-----------------------

主に初夏に活動する他のオトシブミやチョッキリなどの活動が下火になった8月になって、オトシブミたちが活発に活動しているのに出会いました。

同じ若木に多数のオトシブミが集まっている様子は、彼らもフェロモンによって繁殖のパートナーを探すということか、それとも単に条件のよい場所を選んだ結果が集団になるということなのでしょうか?→よく見ると、集まっているのはオスばかりの様だし??

また、オス同士の行動をよく見ると、あまり排他的な行動を取らないばかりか、交互にマウントしあったりして…オス同士、社交的な関係なんでしょうか。

帰りにもう一度通りかかると、全身が黒いオスも発見しました。

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交互にマウントしあっていたオスたち。

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揺籃作成中のメスにマウントしたままガードするオス。
交尾後、オスの生殖器はメスの体に残って栓の役目をする?

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上のペアが揺籃作成中の若葉。すみません、樹種不明です。

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初めて見た前翅の黒いオス。

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ちょうど現れたメスと見事に交尾成功(^^)。