オオシマカクムネベニボタル
甲虫目 ベニボタル科 体長13mm前後
触角が櫛歯状のオス。
触角が鋸歯状のメス。
雌雄の体長にもけっこう差がある。
奄美大島から沖縄にかけて分布するベニボタルの一種です。
沖縄の初夏を代表するポピュラーな昆虫のイメージでしたが、2017年春の沖縄遠征の際は出現時期と合わず、ほとんど出会えませんでした。この昆虫との出会いにフォーカスしたわけではありませんが、初夏に出現する昆虫類のピーク(と、航空券がお安くなるタイミング(^^))に合わせる形で計画した2018年度の遠征では多数の本種に出会うことができました。
オスの触角は第3節以降が長く櫛歯状になっており、メスはその部分の伸長が控えめなために鋸歯状となっています。上記の特徴だけでなく、前胸部の形態や間室で仕切られた前翅、サイズ感を含めて本土の「カクムネベニボタル」とそっくりな印象です。実際、図鑑に書かれている特長のほとんどが両種に共通することばかりで、ややサイズ的に本種のほうが大きいくらいです。ここでは勝手に「沖縄で見たからこっちね」的な同定になってしまいました(^^;