オオオバボタル 

甲虫目　ホタル科 　体長１３mm前後

ホタルといえば、源氏ボタルや平家ボタルのように光る種類が有名ですが、実は光らない種類の方が多いのですが、近似種の｢オバボタル｣は、光らない種類の代表選手といったところです。 姿は紛れもない｢ホタル｣そのものですが、幼虫も含めて陸棲で、森林などで見られます。 こちらの「オオオバボタル」も非常によく似ていて見分けは難しいのですが、実際に比べてみれば本種のほうが一回り大きく、オバボタルの前胸背板は前後に長いのに比べて本種は前後長よりも幅広なのが相違点でしょうか。 前胸部の赤い部分も本種のほうが広く、中央と周縁が黒い以外はほぼ後縁から前縁まで達しています。 (ただし、オバボタルでも赤い部分が広いものもいるようですので決定的な相違点ではない？) ホタルは基本的に全て肉食ですが、本種の幼虫は腐朽木の中に住むミミズなどを捕食するそうです。