ノコギリクワガタ

甲虫目 クワガタムシ科  30〜55mm程度

ノコギリクワガタ
餌場でメスを守る長歯型のオス

ノコギリクワガタ
家の灯りに飛来した原歯型のオス(中型)

ノコギリクワガタ
家の玄関先を歩いていたメス

我が家周辺では、最も普通に見られるクワガタの一つです。自宅でもよく見るくらい(^^)
メスは基本的に真っ黒ですが、オスはどちらかというと赤みがかった体色をしています。

オスの小型のものは原歯型といって、いわゆる「ハサミ」(大顎の伸びたもの)も短くて直線的なうえに、ギザギザの歯も小さめで、本当にノコギリのようです。
大型のものは長歯型といい、大きく曲がった立派な「ハサミ」を持っています。
遺伝的なものというより、幼虫期の成長の度合いによって発達が大きく違うことが原因のようです。

原歯型のオスは、オス同士の闘争には不利だと思いますが、身軽さを武器にしてよく飛び回ることで上手くメスに出会える確率も高まるのではないでしょうか。