ニホンケブカサルハムシ 

甲虫目 ハムシ科  体長8mm前後

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「サルハムシ」類の典型的な体形より首(前胸部)が細長く見えます。

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こちらの個体は前翅の毛がほとんど抜け落ちています。

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やや大型で、艶の無い明るい褐色に見えるハムシです。
しかし、艶が無く見えるのは身体に褐色の毛をまとっているせいで、地肌は艶のあるこげ茶色をしています。
この毛はこすれたりすると簡単に剥がれ落ちてしまうようで、クモの糸などに対する防御となっているのでしょうか?(チョウの鱗粉などの機能も、見た目だけではなくてクモの糸に対する防御となっています)

なかなか資料が無くて、食草などは判りませんでした。
別に珍しい種類というわけではないと思うのですが、2007年になって初めて出会いました(最初はこの色合いから「ヒョウタンゾウムシの仲間かな?」と思いました。)
昆虫との出会いは「時期」という「線」と「場所」という「点」が広いフィールドの中で交わって初めて実現されるものということですね。

しかし、何故わざわざ和名の頭に「ニホン」とつくんでしょうか?