モモブトサルハムシ
甲虫目 ハムシ科 体長6mm前後

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腿節が太いということからの命名と思われるが、他のサルハムシに比べて際立っているという印象は無い。

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何となく尖った口元や丸っこい体付きがサルハムシのスタンダードと違う気もする。

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2024年の西表島遠征で出会った小型のハムシで、一見した印象で「サルハムシの仲間だな」とは思いましたが、大顎の尖った顔付きや平べったい体形など、見ているうちに本当にサルハムシの仲間なのか、実はそもそもハムシ科ではない別の分類群なんじゃないか等々、ちょっと悩む不思議な雰囲気を感じます。

「原色日本甲虫図鑑W」(保育社刊)で概略当たりをを付けて名前でWebで検索した結果では、「吉崎ネット昆虫館」のこちらで標本写真が公開されており、図鑑通りのサイズや前翅の点刻の様子から本種であろうとしましたが、やや(?)が入ってます。
名前は「腿太」サルハムシですが、特に他のサルハムシに比べて特に際立っているというほどでもない印象です。
とりあえず本種であれば分布は南西諸島以南(上記のサイトの標本産地からすると特に八重山で多い?)で、ホストはクワということになります。