ヒガシマルムネジョウカイ

甲虫目 ジョウカイボン科  約15mm

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全体的に黒っぽいものが多い。

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特に顕著な黒化個体。

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この個体は全体的に明るい体色。

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雌雄の体格差は比較的顕著で、交尾時はこのような体勢になっていることが多い。

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前胸部が丸いマルムネジョウカイの近縁種の「ヒガシマルムネジョウカイ」は、中部地方以東に分布し、全体に黒化傾向が強いのも特徴のひとつのようです。
(本家の「マルムネジョウカイ」は中部地方よりも西に分布するようです。)

当初は種の同定ができておらず、図鑑やネットで見るよく似た形態の「マルムネジョウカイ」は全体に褐色の明るい体色のジョウカイボンという印象ですが、奥三河で初夏に見られるこのジョウカイボンは、全体が暗色傾向のものばかりです。
しかし、どう見ても前胸背板は丸く、「原色日本甲虫図鑑」でも「マルムネジョウカイ」の他にこのような丸い前胸背を持つ種は見つかりませんでした。

ishidaがフィールドとしている東三河では見たことがなく、当初よく見掛けた奥三河の山地では初夏から夏にかけて出現して6月頃に交尾している姿が見られますが、その後に生息を確認した静岡県の里山では一般的なジョウカイボンと同様に4月に出現していました。