クロヘリツヤコメツキ

甲虫目 コメツキムシ科  体長12mm前後

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明るい褐色と黒褐色のツートーンですが、明るい色合いとつぶらな瞳が可愛らしく感じる。

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ややスリムで小型なのはこちらがオス?

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八重山遠征で出会ったものは、前翅会合部が非常に細いものだった。

琉球諸島(奄美から八重山諸島)に生息する明るい体色のコメツキムシです。
こういった2色以上の体色を持つコメツキムシは、ishida式では出会うとうれしい「色気のあるコメツキ」に分類されます(^^)。

名前の通り細かな微毛に覆われた体表には艶があり、体の縁が黒くて前胸部の中央から前翅の会合部が黒い特徴的な体色です。
(八重山産の場合は、この会合部が黒くないとのことです)

沖縄本島での本種の出現時期は5月後半頃のようで、5月末〜6月初の2019年遠征で初めて出会いました。

----------------------- 2024.01.24 画像と記載を追加 -----------------------

2022年5月末〜6月初の八重山遠征では、石垣島にて八重山産の本種1個体(おそらくオス)のみ出会いましたが、その個体は「前翅の会合部が黒くない」という訳ではなく、「黒帯の幅が非常に狭い」というものでした。
実際に出会えたのはその個体のみであったため、黒帯尾の無いものから帯の細いものといった個体差があるのかどうかまでは未確認です。