コフキゾウムシ
甲虫目 ゾウムシ科 体長5mm前後
初夏にクズの生えた草むらでよく見られる可愛らしいゾウムシです。
体には緑がかった鱗粉をまとい、「粉を吹いた」様に見えることから「コフキ」ゾウムシと呼ばれます。実際には粉を吹いたゾウムシというのは沢山いますが、この種類がことさらそう呼ばれるのは色合いもさることながら、やはり非常に身近な種類ということからでしょうね。
初夏の頃は交尾したり葉を齧ったりとずいぶん賑やかなのに対し、クズの花が咲く前にはすっかり姿を消してしまい、やや寂しくも感じます。