コフキコガネ

甲虫目 コガネムシ科  約18mm

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オスの触角は著しく短冊状なのが特徴。

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メスの触角はいたって普通。この個体は体毛の脱落が顕著です。

コガネムシの中でも、体に光沢のないタイプの仲間(コフキコガネ亜科)の代表選手です。
全体に細かなビロード状の毛が密生しています。

意外に屋外で見かけることが少なく、写真の多くは夜に我が家の窓にぶつかって落下した個体です。(この仲間は夜間に飛び回って、発達した触角でフェロモンを検知してメスを探すようです。夜遊び型の昆虫ですね…)
オスはフェロモンを検知するための触角が短冊状になっていますが、メスはいたって普通の触角になっていますので、雌雄の見分けは容易です。

同所的に分布する「オオコフキコガネ」と外見や大きさがそっくりですが、体表のビロード状の毛がベージュ〜黄褐色なのが本種、灰白色なのが「オオコフキコガネ」とのことですが、肝心の毛が脱落してしまっていると見分けが難しいですね…

自宅に飛んできた個体を撮影がてら家族に見せたところ、つぶらな瞳と仕草が可愛くて、一躍人気者に(^^)