キスジコガネ

甲虫目　コガネムシ科 　約１２mm

全体が非常に毛深く、紫系メタリックで前翅に黄スジが入っているのがスタンダードな印象です。

 
毛深いだけあって、花粉でいっぱい。(左)　緑系メタリックの体色の個体。(右)

緑＋紫系メタリックの体色で、前翅に黄スジのないもの。

紫系メタリック体色で黄スジのないもの。

様々な体色変化があります。黄スジがなくて緑系メタリックのもの。

初夏に出現する中型のコガネムシで、姿は｢ヒゲブトハナムグリ｣に似ていると思ったんですが… 初めはヒゲブトハナムグリの体色変異かと思っていました。 実際によく見ると、ヒゲブトハナムグリに比べて触角の鰓片は小さめで、後肢も短いので、プロポーションはかなり違っていました。 で、疑問を感じてもう一度よくよく調べてみると、これまでずっと｢ヒゲブトハナムグリ｣と思っていたものが、間違っていることに気付きました(^^; 最初に同定を間違って以来、ずっとそう思い込んでいただけのようで、非常にお恥ずかしい。 では、これまで｢ヒゲブトハナムグリ｣だと思っていたのは、前翅に黄褐色の部分が無いだけで、どうも同じ｢キスジコガネ｣のようです。 東三河ではこちらの体色の方が実は一般的なのでしょうか？ 前胸背面の中央部にかなり明瞭な縦凹線があり、小楯板が半円形をしているのが特徴的です。