ケオビアリモドキ

甲虫目 アリモドキ科  約4mm

ケオビアリモドキ

ケオビアリモドキ

はっきり行って、最近までこんな仲間の存在さえ知りませんでした。
地面にしゃがみこんでアオオビハエトリなどを撮影していたところ、近くを歩いているアリとは別になんだかアリによく似た昆虫が歩いているのが目にとまりました。
(最初は腹部に白い紋のあるアリかと思った)
アリのように三分割の体付きに見えるものの、実は甲虫のように見えるあなたは誰?

あまり図鑑にも載っていない仲間ですが、どうも「アリモドキ」の仲間らしいところまでは判りましたが、種名までは判りませんでした。
保育社の「原色日本甲虫図鑑」を購入して初めて「ケオビアリモドキ」だということが判りました。

アリの体は「頭部」と「胸部」「腹部」の間が細くくびれた「三分割」構造ですが、アリモドキの場合は前胸部と中胸部の間が細くくびれています。
(後胸部と腹部の間は前翅で覆われて一体化して見えます)
しかし、地面などを歩いている姿はまるで「シリアゲアリ」の仲間のようです。

こちらは「シリアゲアリ」の仲間
シリアゲアリの仲間