ホシベニカミキリ

甲虫目 カミキリムシ科  25mm前後

hosibenikamikiri_08692.jpg - 126,089Bytes
初めて見た本種。タブノキの表面を広い範囲で後食するようです。

hosibenikamikiri_08717.JPG - 98,600Bytes
写真を撮っていたら、警戒してどんどん上のほうへ移動。邪魔してゴメン(^^;

hosibenikamikiri_P1191055.jpg - 95,398Bytes

hosibenikamikiri_6053734.jpg - 97,041Bytes

hosibenikamikiri_6053813.jpg - 113,501Bytes

hosibenikamikiri_01894.jpg - 172,508Bytes
自宅でも見付けました。裏山にはクスノキやタブノキがたくさんあります。

hosibenikamikiri_01883.jpg - 142,259Bytes

本州から九州の照葉樹林帯に分布する明るい紅色の体色の中型のカミキリムシです。
やや頭でっかちでかわいいイメージですが、前胸部の側面に一対の棘があり、不用意に掴むとちょっと痛いかも(^^;
初めて見たのは公園の植樹の枝で交尾の態勢にあるペアでしたが、その時のイメージとしては「ちょっと珍しいカミキリムシだな」という印象を持ちました。

その後は自宅周辺でも見ることができ、ホストになりクスノキ科の植物(特にタブノキ)が見られる場所なら意外に目にするチャンスは多いようです。
タブノキなど照葉樹林に多い樹種であることから、山地よりもむしろ平地の公園や海岸沿いなどのほうがより生息しているものと思われます。

産卵前のメスはタブノキの樹皮を広い範囲で後食することから、食痕で生息を確認することもできそうです。
(ちなみに、自宅の裏山にもタブノキは多くあり、自宅の庭に飛来したこともあります。)

赤い体色だけでなく、赤地に切れ長の眼をした顔付きや黒い脚や基部のみ紅色の差し色が入った長い触角など、とてもおしゃれな印象です。
また、体色の紅色は派手に見えますが、タブノキの若芽は赤いため意外にお目立たない配色なのかもしれませんね。