ヒメシロコブゾウムシ 

甲虫目 ゾウムシ科  体長12mm前後

ヒメシロコブゾウムシ

ヒメシロコブゾウムシ

ヒメシロコブゾウムシ
ヒメシロコブゾウムシの偽死のポーズ(伏せの姿勢のままで、触角も広げっぱなし)

「シロコブゾウムシ」によく似たゾウムシで、ひと回り小型なためこう呼ばれます。
シロコブゾウムシの場合、前翅の後方に一対の尖ったコブがあるのに対し、本種の場合はこれがなく、逆に不規則な形のコブでごつごつして見えます。
また、色もより白っぽくて前胸背の中央には強めの縦溝が目立ちます。

クズなど、見慣れた植物につく前種に対して、「ヒメシロコブゾウムシ」は主にウドやアシタバなどで見られます。

移動性が乏しく、個体数は少ないようですが、逆に1箇所に沢山の個体が集まっているのが見られます。

また、いわゆる「偽死(死んだふり)」のポーズも全く異なります。

矢印の部分の一対のコブが「シロコブゾウムシ」の特徴(左)、偽死のポーズ(右)
シロコブゾウムシ シロコブゾウムシ