ハラグロオオテントウ 
昆虫綱 甲虫目 テントウムシ科 体長12mm前後

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大きいだけでなく、艶があってとても目立つ明るい色合いです。

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背面はとても高く盛り上がっている。

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前翅の両側は陣笠状に張り出している。

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ちょっと失礼してお腹を見せてもらった。

本州の中部地方以西と四国・九州に分布する日本最大級のテントウムシです。(サイズには個体差があるため、他の「カメノコテントウ」や「オオテントウ」とのナンバーワン争いには決着がないという感じでしょうか)

全体は明るい橙色で、前胸背板に1対2個・前翅には1/3/3対16個の星があり、背面は非常に高く盛り上がっており、前翅の外側は陣笠状に広がっているのも特徴的に見えます。
ひっくり返してお腹を見せてもらうと、確かに腹面側は黒いものの特に特徴的という印象はありません。

クワにつく「クワキジラミ」を専門に捕食するスペシャリストですが、飼育下では特にえり好みもせずにどんなアブラムシでも大丈夫なようです。
また、「ナミテントウ」のような斑紋の多様性はなく、前述の16星状態というのが普通のようです。