チュウジョウコメツキモドキ
甲虫目 コメツキモドキ科 体長8mm前後
一見すると真っ黒い小さなムシですが、実際の体色は濃い青藍色です。
やや緑がかって見えるのは、上にあるシダの葉の反射です。
だんまりの術でアシジロヒラフシアリの攻撃をしのぐ。
ライティングに気を配って(^^)撮影したもの。
----------------------- 2024.01.24 画像と記載を追加 ----------------------- 一見すると、体長は1cmに満たない小さな細長い黒いムシっていう感じですが、実はよく見ると濃い青藍色で、渋い美しさも感じます。 どちらかというと鰹節形の体形のコメツキムシに比べ、コメツキモドキの仲間は円筒形に近い体形で、前胸部が大きめなこと以外はそれほどコメツキムシに似ているという気はしませんね。 春から初夏の沖縄本島北部では、個体数も多くてかなり普通に見られた…というより、他のコメツキモドキの仲間は全く見掛ないだけでなく、本種はかなり頻繁に見掛ける昆虫のうちの一つでした。
あまり活動的でもないおかげで撮影に気を遣うほうではありませんが、薄暗い森や木陰ではフラッシュを使うことになってしまうため、本来の体色がなかなか出ないカメラマン泣かせの昆虫の一つです。
分類的にも、コメツキモドキはオオキノコムシなどに近縁なようです。(よく見ると触角の形もオオキノコムシ科の昆虫と似ていますね)
本種の分布域は沖縄本島のみとされていますが、近年になって奄美諸島の徳之島でも確認されているとのことです。