ベニヒラタムシ
甲虫目 ヒラタムシ科 体長12mm前後
体は板ガムのように平らで薄っぺら
ヒラタムシの名の通り、扁平な体付きが特徴のグループです。扁平な体で樹皮の下に入り込んで生活しているとのことですが、ハネカクシなどのように鞘翅を小型化して体を柔軟にしてしまうのではなく、体自体を薄っぺらくしてしまったとは大したものです。
雰囲気はジョウカイボンのような「いかにも肉食」といった剣呑な面構えと、落ち着いた中にも派手な色合いが好みの昆虫です。しかし、ネットで「樹皮をめくったところ発見」などの記載を見ると、「採集のために樹皮を剥がしたり、枯れ木を崩したりしない自分にはあまり縁の無い昆虫かな…」とも思っていましたが、やはり繁殖期には活発に外へ出て活動するようです。
写真の個体は、赤い翅を輝かせながら飛んできた姿を「アカハネムシかな?」と思って近付いたところ、ベニヒラタムシでした。