大型の地上性肉食昆虫です。 開けた場所にも出てくるため、オサムシの仲間では最もよく見かける種類の一つです。 オサムシの仲間は空を飛ぶことを放棄してしまったため、地域隔離によって非常に多くの種やタイプに分化しています。 オサムシの仲間の分化によって、人類にも「オサムシマニア」なる種が分化しているようです。 細かな地域亜種なども含め、私のような素人さんには同定が非常に難しいものです。 漫画家の故手塚治虫氏のペンネームの由来も「オサムシ」好きからきています。
空を飛べず体重も重いためU字溝などに落ちて溺れたり、脱出できずに死んでしまうことがよくあります。 以前、登山道を歩いていた時に道の途中に土管が縦に埋めてあり、(吸殻入れとして使われていた?)中にオサムシとゴミムシが落ちているのを助けたことがあります。 見ると、土管の底はオサムシの翅で埋め尽くされていました。意図的ではないにしろ、結果的にオサムシの墓場となってしまっていたようです。
東三河地方では青色よりも主に赤銅色のものの方が多くいるようです。 幼虫は細長く、何となく「風の谷のナウシカ」にでも出てきそうな雰囲気が漂います。 |