シオヤアブ
双翅目 ムシヒキアブ科 約30mm
ハナバチを捕食するオス
初夏から夏にかけて最も普通に見られる大型のムシヒキアブの代表選手です。体全体が剛毛に覆われ、腹部は黒と褐色の虎皮のパンツ姿ですが、後端はだんだん黒くなっています。ごわごわもじゃもじゃで筋骨隆々なイメージ…。オスは腹部の後端に「白いボンボン」が付いているため、他の種類と容易に見分けがつきます。
林縁の開けた草地などで見られますが、地面や葉の上などに水平にとまる傾向が強いようです。野山を歩いていると、足元から飛び立って少し離れた場所にすぐとまります。
捕らえる獲物は大型のトンボからハチ・ハエなどですが、特に小型のハチを捕らえているのをよく見かけます。