シギアブの一種

双翅目 シギアブ科  約8mm

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複眼が大きくて額の中央で接しているのはオス。

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シギアブって、小型のものほど足が長い印象。

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複眼間が離れているメス。

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2017年4月下旬と2018年4月上旬の沖縄遠征の際、沖縄本島北部の森で見かけた小型のシギアブの一種です。
東海地方の山地で見られるものとよく似ていますが、こちらのほうが若干サイズが大きめです。
特にやんばるの森では多数の本種が見られ、同時に見られたよりサイズの大きい他の2種に比べて優占的なようです。

シギアブ類の細かな種の記載、生態の研究ともにあまり進んでいないとのことで、幼虫の生活史や成虫の生態についてもよく判っていないようです。
自分自身も実際にシギアブ類を目にすることはあっても、交尾中の姿は「キアシキンシギアブ」で1例しか観察したことがありません。
また、多くの種で「葉の表面を舐める」行動が見られることから、植物表面の菌類などを舐め取っているのか、そもそも成虫の活動期間が短いためこれといった食事をとらないのかな?とも思います。