サキグロムシヒキ

双翅目 ムシヒキアブ科  約25mm

sakiguromusihiki_P8034234.jpg - 80,949Bytes
サイズは中型の部類で、翅と腹部は茶褐色、肢と腹端は黒い。交尾器の形状が特徴的なオス。

sakiguromusihiki_PICT4219.jpg - 95,608Bytes
交尾器の特徴が判り易いショット。

sakiguromusihiki_PICT0595.jpg - 118,108Bytes
メスの体色もオスと同じで、本種のメスは腹端はあまり伸びない。

sakiguromusihiki_PICT4506.jpg - 107,381Bytes
アクロバチックな体勢でガを捕食中のメス。

sakiguromusihiki_PICT0460.jpg - 110,574Bytes

sakiguromusihiki_PICT6604.jpg - 108,157Bytes

sakiguromusihiki_P6175723.jpg - 81,014Bytes
サイズ的には「マガリケムシヒキ」より一回り大きく、「シオヤアブ」よりは一回り小さいイメージ。

------------------------ 2023.11 画像と記載を追加しました ------------------------

初夏に現れる中型のムシヒキアブで、本種は主に林の周辺などで見られる一方で草原などの開けた環境は好まないように見受けます。
翅はやや暗褐色で、脚は黒、腹部は茶褐色ですが先端のみ黒いのが名前の由来のようです。
オスの腹端の交尾器はかなり大きく、不思議な形をしていて特徴的です。
ただ、よく似たものはいないなあと思っていましたが、これまでの写真のストックを見ていると、翅がやや黒っぽくて腹部の茶色っぽさが少なくて腹端の形状が明らかに違うように見えるものがあり、これまで「サキグロムシヒキ」としていたものとは別種のようです。
(腹端が肥大していていかにもオスのように見えただけで、何だかサイズも小さかった気がするし、実際には「チャイロムシヒキ」のメスなんでは…(^^;)

sakiguromusihiki_9370.jpg - 87,686Bytes
これまで「サキグロムシヒキ」としていた中で、色合いや交尾器の形状が違うものは別種のようです。

sakiguromusihiki_8474.jpg - 117,571Bytes
実は「チャイロムシヒキ」のメスのように見える??腹端は実は上下が高くて左右は平べったい。