オオイシアブ

双翅目 ムシヒキアブ科  約25mm

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コメツキムシを捕食中のメス。コメツキムシの悲鳴が聞こえてきそう。特にメスは胸部背面の毛が茶色いものが多いようです。

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オスは体幹部全体が真っ黒です。

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イシアブやヒゲボソムシヒキの仲間は、とまってすぐは翅を開いていることが多いようです。

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アオカミキリモドキを捕食するオス(左) 食事中の独特の姿勢をとるメス(右)

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腿節の毛は黒く、顔面の毛は明るい黄色です。

とにかく大型で毛むくじゃらで頑丈な体付きをしていて、ムシヒキアブの中のヘビー級です。
同様にヘビー級のシオヤアブが平地などの開けた場所でも見られるのに対し、どちらかというと里山や低山地で見られ、より自然度の高い環境が必要なようです。
初夏から夏にかけて、上記のような環境で見られます。

我が家周辺では見られず、図鑑などではおなじみなのですが、初めて見たときには大きさとごつさに圧倒されました。

かなり用心深い性質で、近づきにくく、なかなかアップの写真が撮れませんでした。
(お食事中のほうが近付きやすいのは他の捕食昆虫と同じですね。)

メスの胸部背面の毛は茶色っぽいものが多く、オスはやや小型で、胸部は真っ黒いようです。

--------------- 2019.01 追記 ---------------------------------------------

「本種とよく似て色合いの違う「チャイロオオイシアブ」と混同していたので一部の写真を差し替え。
本種の場合、腹部後端だけにオレンジ色の毛が生えていることと、体側や脚の腿節の毛が黒いこと、顔面の毛が明るい黄色であることなどが見分けのポイントと思います。