オドリバエの一種

双翅目 オドリバエ科  約8mm

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オドリバエの仲間は日本国内だけでも100種以上いるようで、まだ和名や学名も付いていないものが多いそうです。
多くは捕食性で、他の昆虫を捕らえて体液を吸います。
交尾の際にオスからメスへ獲物をプレゼントする習性のものや、獲物の代りにオスが作った綿毛のようなダミーを渡して交尾するものまでいるということをどこかで読みました。

写真のものは、5月のGW中に豊橋市の湖西連峰の尾根を歩いていた際に、多数飛んでいるのを見つけたものです。
目は暗赤色で中間に上下分割線があって、口吻は通常は少し上向き。
食事中はやや下向き(上下に動かせる?)で、腹端は先細、翅は暗色で、後肢は長大で腿節がとても太くなっています。
飛びながら他の昆虫を捕らえ、前肢で枝にぶら下がって食べています。
そういえば昔の東宝の特撮映画にこんな顔した宇宙人の巨大ロボットが出ていた。

インターネットで「オドリバエ」を検索すると、フライフィッシングの毛鉤についての記述が多くヒットします。
春先などに大量に発生するため、渓流魚の反応度が高いようです。